究極のパートナーは「自分」である

その他いろいろ

皆さんは「自分」と話をしたことがありますか?

…は?

って感じですよね(笑

「自分は自分だけなのだから、話をすることなんてできるわけないでしょ」

って思いますよね。

でも、あなたが意識していないだけで、もう一人の「あなた」がいるんです。

「自分」と対話するとは

「なんか身体がだるいな…まだ寝ていたい…」

「めっちゃ気分がいい!なんでもできそうな気がする!」

「好きなあの人からLINEが来ない…何か変なこと言ったかな?」

これらの感情は、本当にあなたが抱いているものだと思いますか?

感情を真に受けるのではなくて、よく観察してみて下さい。

「なんか身体がだるいな…まだ寝ていたい…」

 →どんよりとした何かが身体にのしかかってくる、頭がぼーっとしている

「めっちゃ気分がいい!なんでもできそうな気がする!」

 →身体全体がとても軽い、心が喜んでいる

「好きなあの人からLINEが来ない…なんか変なこと言ったかな?」

 →胸が締め付けられる、頭が不安でいっぱいになる

…いかがでしょうか?観察している時の方が落ち着いていませんでしたか?

この感覚を観察している視点が、本当のあなたです。

そして、この感情を発生させているの正体がもう一人の「あなた」です。

つまり、自分と対話するということは、自分の感情を観察するということなのです。

この観察を習慣的に行うことで、「あなた」との関係性は向上します。

「あなた」が、人生における強いパートナーになってくれます。

自分に対して自信を持てるようになります。

自分の本当にやりたいことが明確になります。

逆に、この対話を行わないでいると「あなた」との関係性は破綻します。

「あなた」が話しかけてきているのに、それを無視し続けていたら、必然的にそうなりますよね。

なので、「あなた」をもっと丁重に扱い、対話をしていくことが何よりも大切になります。

「なるほど〜普段感じている喜怒哀楽は本当の自分ではなくて、もう一人の『自分』だったのか〜」

「でもさ、普段日常生活の中で、常にもう一人の自分のことなんて気づけなくない?」

「こんなこと知ったところで、実践なんてする余裕なんてないよ」

そうですよね。

学校や仕事、家事や身の回りのことをしている中で、「自分」と対話する暇なんかないですよね。

「自分」よりも、家族や友人、職場の上司とのコミュニケーションが優先されますよね。

「自分」との対話を意識的に作る

大事な取引先と打ち合わせがある時、「暇だからちょっと話そうよ〜」みたいなノリで話すことってありますか?

普通なら「3月17日9時〜12時に御社第二応接室」のように、スケジュールを組んでから打ち合わせに臨むと思います。

そして、スケジュールを組んだからには、それ以上に優先する事情がない限り、約束を守ると思います。

どういうことかわかりますか?

「あなた」との打ち合わせにおいてもスケジュールを組んであげるのです。

「あなた」を重要な取引相手だと思って丁重に扱うのです。

例えば、「毎朝起きたら、身体から生じてくる身体の感覚に、10分間向き合ってみる」などです。

どんな感じがしますか?

「もう朝か…仕事行きたくないな…(全身がとても重い)」

「今日は友達とディズニーだ!楽しみだなー(心が昂る感じ)」

「(全身がとても重い)(心が昂る感じ)」に注意を向けて観察してみて下さい。

これが「あなた」との対話になります。

何も感じられない場合は、本当の打ち合わせみたいに何かトピックを持ってくるといいかもしれません。

例えば、「今日好きな人と会う」ことについて思い浮かべます。

それに対して「あなた」が、「ドキドキして不安な気持ち」「どんな楽しいことがあるんだろうとワクワクする」などの感情を与えてくると思います。

そして、その感情を観察してあげることで、対話は成立します。

とても簡単だとは思いませんか?

「あなた」と有意義な話し合いをする

「あなた」との対話が習慣化されたら、その対話をもっと有意義なものにしてみましょう。

同じ対話形式だと、飽きてマンネリ化してしまうこともあると思います。

会議にも、ブレインストーミングやコーチングなどの形式があります。

同じように、「自分」との対話にも種類があります。

一つめは、最近よく耳にする「瞑想」です。

「瞑想」にも様々な種類がありますが、「自分」との話し合いには「ボディスキャン瞑想」をおすすめします。

ボディスキャン瞑想は、自分の身体の部位ひとつひとつにただひたすら意識を向け、そこに対する感覚を味わいます。

例えば、右足のつま先から、頭のてっぺんにかけて意識を順番に向けていきます。

意識を向けた部分に痛みや痒みなど、何かしらの感覚が感じられたらそれを観察します。

何も感じなくても、何も感じないという「無」を味わいます。

また、どの部位から始めて、どれだけ時間をかけるかについては、そこまで明確に決めなくていいと個人的には思います。

自分の気になるところから始めて、好きなだけ時間をかけていいと思います。

向き合ってくれたらきっと「あなた」は喜ぶでしょう。

二つめは「日記」です。

小学生の頃、夏休みの宿題に日記があったと思います。

その日にしたことと、それについての感想を書きましたよね。

それを大人のあなたがもう一度始めるのです。

心の「あなた」は、あなたが日々していることについて話したがっています。

あなたがしていることに対する思いを抱えています。

それを紙の上に書き出してみましょう。

そうすれば、「あなた」とあなたはスッキリするはずです。

書く内容は、あなたの日常に関連していることにしましょう。

日本住みなのに「今日イタリアで雨が降るらしい」なんて書いても、おそらく「あなた」は何も反応しないでしょう。

例えば、「最近の悩みとその解決策」「今日の気分とその原因」などがオススメです。

書く時間帯はいつでも大丈夫です。

自分の生活ペースに合わせて書いていきましょう。

「あなた」と一緒なら

心にモヤモヤがある時、「あなた」は対話を必要としています。

モヤモヤしたまま日常生活を送っていると、そのモヤモヤに注意が逸れて今この瞬間に集中できなくなります。

「あなた」との話し合いをしっかりと設けてあげれば、そのモヤモヤはなくなり、生き生きとした毎日を過ごすことができます。

「あなた」は人生を共にする最高のパートナーです。

早速「あなた」との打ち合わせスケジュールを立ててみませんか?

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